セ2位の巨人が26日の広島戦(マツダ)に1―4で敗れ、勝率5割に逆戻り。先発した戸郷翔征投手(25)は7回3失点でクオリティースタート(6回以上、自責3以下)とするも、援護に恵まれず自己ワーストタイの8敗目を喫した。

 初回の先頭・中村奨、ファビアンと連打を浴びていきなりピンチを招くと、一死一、二塁からモンテロに先制適時打、末包にも犠飛を浴びて一挙2失点。それでも2回以降は立て直しに成功した。0―2の7回こそ二死一、三塁から再び中村奨に適時打を浴びて追加点を許したが、7回95球で9安打3失点と粘り強さを見せた。

 阿部監督から「そのあと(2回以降)はなんとか踏ん張ったんだけど」と力投を称えられたものの、戸郷自身は「もう本当に今日は僕の責任かなと思います。初回先制点を取られたところ、今日の試合はそこで負けたかなと思います」と自らを責めた。

 巨人の若きエースとしてここまでチームをけん引しているが、今季はなかなか状態が上がらずに二軍再調整も経験。ここまで16試合に先発し、4勝8敗と戸郷らしくない数字となっている。

 エースの看板を背負う男だけに、オフの契約更改では大幅減俸の可能性も低くはない。だが、チーム内からは厳しい査定に「待った」の声が出ている。

 チーム関係者の1人は「結果がすべてである以上、今季の戸郷はある程度の減俸は仕方ない。でも、どんなエースでも今季のような年は少なからず出てくる。これまでの貢献度を考えれば、大幅な減俸は酷ではないか」と指摘。別の関係者も「これまで投げ続けてきた〝勤続疲労〟の影響は少なからずある。その部分は加味してあげてほしい」と右腕の肩を持った。

 後半戦では徐々に「らしさ」を取り戻しつつある中、残り少ない登板機会でチームの期待に応える投球を見せ続けることはできるか。