もはや徳俵に足がかかった状態だ。セ3位・DeNAが22日、2位・巨人との直接対決(東京ドーム)に1―8で大敗。両軍のゲーム差は2・5に広がった。
またもや打線にあと1本が出ず、投手陣が耐え切れずに大量失点する負けパターンだった。初回無死一、二塁、2回二死一、二塁でいずれも4番のタイラー・オースティン内野手(33)が三振して無得点。その直後、先発のアンドレ・ジャクソン投手(29)が3回、岡本和に先制9号ソロを被弾した。6回にも四球がらみでピンチを広げ、この回途中4失点で降板だ。
三浦大輔監督(51)は「先にチャンスがあった中で、もう一押しがなくてああいう展開になった」と反省の弁。6四球と制球が安定せず、6敗目となったジャクソンについては「ストライク、ボールがはっきりしていたが、それでも粘り強く投げてくれた」とねぎらった。
シーズン終盤に苦闘が続く中、現状打破に向けて〝仰天プラン〟がひとつ進行している。〝眠れる大砲〟筒香嘉智外野手(34)の一、三塁コンバート計画だ。
筒香は最近、横浜スタジアムでも東京ドームでもサードとファーストの守備練習を行っている。21日にはイースタン・リーグ西武戦(横須賀)に4番三塁でスタメン出場。途中から一塁も守った(打撃の結果は2打数無安打)。
同日は三浦監督自ら横須賀へ足を運び、試合前練習のシートノックで筒香を視察。近い将来、一軍でのコンバート実現に向けて、指揮官の本気度が現れていた。
レギュラーの三塁手・宮崎敏郎内野手(36)、一塁手・オースティンはいずれも足に古傷を抱えており、連日状態を確認しながら出場中。三浦監督が「無理して出てもらっている」と言うように、この日は2人とも無安打だった。特にオースティンは4三振と明らかに状態が悪い。
一方、筒香はもともと内野手。三塁はNPBで135試合、MLBでも14試合、一塁はNPBで77試合、MLBでも66試合守った経験がある。
「(一軍で起用する)可能性があるから(横須賀へ)守りに行かせてるんです。可能性があるだけですが」と前置きして、三浦監督はこう言った。
「(フィールディングは)悪くない。シートノックも見ましたが、もちろん(本職の)林と比べると守備範囲は違いますが、グラブさばきもそんなにひどいなって感じはなかった。合格点かどうかは野手コーチにも確認してからになりますけども」
最後は「残り33試合か。そこでできることはやっていきます」と締めくくった番長。「サード・筒香」は起死回生の切り札になるだろうか。












