阪神は22日のヤクルト戦(神宮)に3―1で競り勝ち、優勝マジックを19に減らした。両軍の投手陣が踏ん張り1―1のロースコアのまま延長戦に突入したが、10回一死満塁の好機で打席に入った熊谷敬宥内野手(29)が決勝の中前2点適時打をマークし、接戦にケリをつけた。
安定感抜群の先発&救援投手陣。鉄壁の守備力。ここ一番で勝負強さを披露し続けるオフェンス陣。今季の猛虎の強さを象徴するかのような勝ち方に、試合後の藤川球児監督(45)も手応えをにじませる。
「開幕当初からきょうまで変わらず、みんな真剣にギリギリのところを戦ってくれている。流れ作業でやっている選手はひとりもいない。球場のファンの方々の声援も、素晴らしいものがある。ギリギリのところで相手を上回ることが自分たちにとって大事。一戦一戦というものはすごく難しい。みんな頑張ってくれた」
淡白な取材対応に終始することも多い藤川監督だが、この日は声と表情に力が込められていた。殊勲の熊谷も指揮官に呼応するかのように、チーム一丸でもぎとった会心の白星を「これがタイガースの野球なので」と試合後の記者応対で振り返った。












