虎の背番号1は復活できるか――。阪神は20日の中日戦(京セラ)に1―2で惜敗し、連勝が「3」でストップした。先発・伊原は6回2失点ながら初回に4安打を浴びて流れを呼び込めず、攻撃陣も竜投を打ち崩せなかった。
藤川球児監督(45)も「形はしっかりとつくってゲームができたと思いますから、またしっかり頑張るだけですね」と言葉少なだった。2位に13ゲーム差をつけて首位を独走する中でも気がかりなのは、森下翔太外野手(25)だ。
この日は「3番・右翼」で先発出場し、4打数1安打。前半戦はプロ最多タイとなる16本塁打を記録したが、7月の得点圏打率は1割1分5厘。今月も打率2割3分3厘と本来の姿を取り戻せていない。和田豊一・二軍巡回コーディネーター(62)も「戻りつつあるけど、本人も〝もう大丈夫です!〟というところではないかな」と指摘する。
それでも今月16日の巨人戦(東京ドーム)では、交流戦明け初アーチとなる17号2ランをマーク。相手先発・井上のスライダーを完璧に捉えた当たりは、左翼スタンド上段に突き刺さる豪快な一発となった。
和田コーディネーターは「東京ドームでつかんで帰ってきた感じかな。どんな立場、レベルの選手でもキッカケが欲しいし、Hランプがつく、つかんで変わることが多いからね」と話し、復調に向けた一つのターニングポイントになると分析。「打撃フォームにすごく興味を持っている選手。技術的に高いレベルで物事を考えるタイプだし、絶対に現状に満足していないはず。メンタル、技術ともにさらに成長してくれればと思うね」と続けた。
猛虎打線の中軸を任される3年目スラッガー。勝負強さを取り戻し、2年ぶりのV奪取を加速させられるか。












