セのBクラスに沈む広島は20日のDeNA戦(横浜)に4―7で敗れ、CS圏内まで4ゲーム差に遠のいた。

 先発した大瀬良が2回までに5失点。3回で降板となった後に2点差まで追い上げたが、及ばなかった。新井貴浩監督(48)も「ちょっとビッグイニング(の失点)になったけど、攻撃陣はいい攻撃できたと思うので、そこは継続したい」と前を向いた。

 そう話した鯉将は残りのシーズンで若手を積極的に起用していく方針。今月に入ってドラ1新人の佐々木泰や二俣、7月に育成から支配下に昇格した前川ら20代前半の内野手を中心に出場機会を増やしている。育成も兼ねた起用は根気強さも必要だが、気になる点もあるという。それは技術面ではなく、ズバリ〝体の細さ〟だという。

 3選手はまさにプロ野球選手として伸び盛りの年代。特に公称「69キロ」の前川については「誠太は全然体が大きくなってない。4年目なのに。本人にも『飯を食えよ』って言っている」と直々に〝1日10食〟の食トレを推奨している。

 新井監督が「食べる子は育つ」と言い切れる根拠の一つは現役時代の2013年から2年間、阪神でともにプレーした藤浪晋太郎投手(31=現DeNA)らの存在がある。

 現在の藤浪は197センチ、98キロとなっているが、阪神に入団してきた当初は「86キロ」。この日の試合前には駆け出し時の藤浪を回想し「月日の流れを感じるねえ。あの時は、めちゃくちゃ細かった。事あるごとに(藤浪に)『飯食えよ』って言ってたんよ。今は31歳? めっちゃいい体になっとったやろ!? だいたい、いい選手っていうのは体が大きくなるもんなんだよ。(カブスの鈴木)誠也もそう」と力説した。

 もちろん藤浪も鈴木も「食」とともにトレーニングをこなし、計画的にサイズアップしてきた。ただ、指揮官としては現場で技術面を指導できても、個々の食生活にまで目を光らせることは難しい。期待を寄せる若鯉たちだからこそ最低限の体づくりに口を酸っぱくしている形だが、その思いは届くのか――。