第107回全国高校野球選手権大会の第13日(19日)の準々決勝第4試合は沖縄尚学が東洋大姫路(兵庫)に2―1と競り勝った。

 最後はエース末吉(2年)が二死満塁の大ピンチをしのぎ切り、初の4強入りを決めた。今大会2度目の先発・新垣有(2年)が6回を2安打、1失点、7奪三振と好投し、7回からマウンドに立った左腕が追加点を許さなかった。

 2回に相手先発・阪下(3年)から伊波(3年)の適時打と新垣瑞(3年)の中犠飛で2点を先制。その後は2番手のエース木下(3年)と新垣有の投手戦となったが、2年生リレーで1点を守り切った。新垣有は「全員野球で勝ってうれしい。80点はつけていいかな、と思う。末吉は頼れるエースなので、抑えてくれると思って見てました。緩い変化球でゾーンに集めて打ち取って行こうと思った」と控えめに話し、末吉は「目標としている日本一に一歩近づいたけど、大事なのは一戦必勝。目の前の試合を大事にしたい」と気を引き締めた。

 準決勝の相手は194センチのエース右腕・菰田(2年)を擁する山梨学院。末吉は「彼は大きい体の使い方がうまく、スピードボールもある。打撃もリーチが長くてパワーもある。一番の重要人物」と警戒心を強め、新垣有は「一番長い夏にしたい」と頂点を見据えた。