パ5位の西武は9日の楽天戦(ベルーナ)に9―4と大勝。4位・楽天とのゲーム差を「1・5」に詰めた。女房役の古賀悠斗捕手(25)が4号決勝2ランを含む3安打2打点の活躍で、先発・隅田知一郎投手(25)の9勝目(6敗)を強力援護した。

 古賀は「うれしい気持ちもあるんですけど、今日はスミ(隅田)に完封させたかった」と自分の打撃よりも守備面に言及。完封目前の8回二死から一、三塁のピンチを招いて降板した同期入団・隅田へのリードを反省した。

隅田知一郎(左)と古賀悠斗は入団同期のバッテリーだ
隅田知一郎(左)と古賀悠斗は入団同期のバッテリーだ

 その隅田は「悔しいです。真っすぐでいければよかったんですけど、そこをあえてボクが変化球で抑えに掛かったところをうまく打たれてしまった」とチャンスを広げられた中島への配球を反省。「展開的に一人で投げ切れる展開だったし、シングルヒットが痛くない展開だった。球数的にも余力的にも(最後まで)いけたので頑張れればよかった」と8回の投球を振り返った。

 とはいえ、4年目の隅田はこれで3年連続の9勝到達。過去2年はいずれも9月17日(2023年)、18日(24年)の到達で8月前半での2桁王手は自己最速となっている。悲願の2桁勝利には順調にいけば、あと7試合のチャンスがある。

 3度目の正直となる2桁勝チャレンジについては「順位的にまだ低いので、ボクの勝ち星ではなくてチームが勝つことを優先的に順位が上がるように頑張ります」とあえてこだわりを語らなかった。

 代わりに女房役の古賀が「まだこれからも登板試合が多くあると思うので、2桁勝利プラスαでいきたいと思います」と隅田の10勝+αを攻守でアシストすることを約束していた。

 西口文也監督(52)は「緩急もつけて本当に隅田らしいピッチングだった」とその投球を称えながら「ここからの1勝は非常に大きくなってくる。その意味では初戦を取れたのは大きい」と逆転CS進出に目の前の敵・楽天撃ちを見据えていた。