歴史的な低打率に今年も近づいている。パ5位の西武は6日の日本ハム戦(エスコン)も0―4と完敗を喫し、3連敗。これで交流戦最終の巨人戦から12カード連続勝ち越しがなく、借金は最大の8となった。

 先発・高橋光成投手(28)が7回6安打2失点と試合を作りながら、打線は日本ハム・北山―柳川の完封リレーの前に散発3安打。今季11度目の零封負けを喫した。

 西口監督は「7回まで内野安打1本では何も起こらない」と相手先発・北山に牛耳られた打線を嘆くしかなかった。

 交流戦終了時点では、37勝31敗の「貯金6」でパ4位ながら首位・日本ハムと3・5ゲーム差でV争い圏内だった。しかしリーグ戦再開と同時に夏の失速が始まり、6日までの30試合では7勝21敗2分け。借金は「8」まで膨らみ首位・ソフトバンク、2位・日本ハムの姿は15・5ゲーム差とはるか彼方へ遠ざかってしまった。

 失速の要因は、やはり課題である打線の低調だ。交流戦まではチーム打率2割3分5厘、同184得点(平均2・7点)のレンジにいた打線は気が付けば、あっという間に急落。リーグ戦再開後の30試合ではチーム打率2割1分1厘、同70得点(平均2・3点)と数字を下げ、投手陣により過度な重圧を掛けてしまっている。

 全ポジションでレギュラー不在という競争の中、序盤戦をけん引していたドラフト2位ルーキー・渡部聖、滝沢、長谷川ら若手が相手の研究も進み、疲れも出始める夏場になって失速した。比例するようにチームもガス欠状態に陥っている。それだけ1年間、主戦で試合に出続けることは難しいということだが、このまま失速し続ければチーム再建は滞り昨年の二の舞となりかねない。

 昨季の西武はチーム打率2割1分2厘という歴史的低打率で1957年の大映(2割1分3厘)を下回り、2リーグ制後のパ・リーグ歴代ワースト記録を塗り替えてしまった。ライオンズ史において屈辱的な黒歴史をさらに上塗りしないためにも6日現在、チーム打率が2割2分8厘まで降下している打線の奮起が待たれる。