テニスのナショナルバンク・オープン女子シングルス決勝(7日=日本時間8日、カナダ)、世界ランキング49位の大坂なおみ(27=フリー)は同85位のビクトリア・エムボコ(18=カナダ)に6―2、4―6、1―6で逆転負け。2021年2月の全豪オープン制覇以来4年半ぶり通算8勝目、23年7月の出産後初優勝を目指したが、新鋭を相手にあと一歩届かなかった。
大坂は第1セットを奪取。迎えた第2セットはブレーク合戦となるも若手の勢いに押されて落としてしまう。最終第3セットも第1ゲームでブレークを許し、後手に回ると第3ゲーム以降は主導権を握れなかった。惜しくも準優勝となったが、それでも今大会は〝元世界女王〟の完全復活を予感させるのに十分なパフォーマンスだった。
専門メディア「TENNIS GAZETTE」によると、ニック・キリオス(オーストラリア)の元コーチ、サイモン・レイ氏は大坂について「データを見ていて驚いたと思います。過去52週間、ファーストサーブ獲得ポイント数1位は大坂選手です。だから大坂選手ほどファーストサーブで得点を稼げる選手はいないのです」と語ったという。
大坂のファーストサーブポイント獲得率は74%で1位。もともと強烈なサーブを武器に世界1位へと駆け上がっただけに、このデータは大坂にとっても心強いポイントといえる。レイ氏も「彼女はベストの状態に戻った兆候がみられる。かなり近いと思います」と語っていた。
先月にはコーチのパトリック・ムラトグルー氏と契約を解消するなど、世界の頂点に返り咲くために試行錯誤を続けているが、24日に開幕する全米オープンに向けて期待が高まりそうだ。












