巨人は7日のヤクルト戦(東京ドーム)に2―3で敗戦。日米通算199勝目をかけて先発した田中将大投手(36)は6回途中2失点(自責1)と粘投したものの、味方の失策も絡み勝ち星がこぼれ落ちた。
3回までは三者凡退に抑える好発進。3回の攻撃では先頭打者として左中間への二塁打を放ち、その後の泉口の先制打へのきっかけを自ら作り出した。
先制直後の4回には1点こそ失ったが、それでも5回の攻撃で丸が犠飛を放ち再び勝ち越しに成功した。勝ち星を確かなものとするべく6回のマウンドに上がったが、先頭の村上を内野ゴロに打ち取ったかと思われた打球を二塁・増田大がファンブル。続くオスナ、北村恵は打ち取って二死としながらも、長岡に四球を与えたところで無念の降板となった。バトンを託された2番手・船迫が中村に同点適時打を浴びると、勝ち投手の権利は霧散した。
田中将は「四球に行きつくまでのカウントの作り方であったり、そこが今日は自分の投球を苦しくしてしまった」。一方の阿部監督は「結果的にはね、良かったけど。ちょっと重くなっちゃったね。四球も多かったし、慎重に投げてるのは分かったんだけどね。だけど、頑張ってくれました」とベテランをたたえた。
この日の粘投によって今季中の日米通算200勝達成へ、何とか〝首の皮一枚〟つながったと言えるかもしれない。チーム関係者は「今季序盤は捉えられて簡単に外野の奥深くに飛ばされていたが、今日(7日の投球)は球威で押し込めていた。同じような投球ができるなら、一発の出やすい神宮球場などでも登板のチャンスは生まれるようになった」と評価。その上で「CS争いもし烈なだけに、今日の結果が及第点に達していなければ、残りシーズンで2試合以上のチャンスが与えられる可能性はかなり低くなっていた」とも明かした。
こうしたシビアな見方もあっただけに、ベテラン右腕は名誉挽回を果たした格好。メモリアル勝利達成に向け、大きな「延命成功」となったようだ。












