セ5位の広島は1日、中日戦(マツダ)で3―1と逆転勝ち。2連勝で4位・中日とのゲーム差も0・5に縮めた。

 プロ初先発の2年目・高太一投手(24)が6回1失点で試合をつくると、その裏の攻撃で赤ヘル打線が中日投手陣を攻略。相手先発マラーから二死一、二塁の好機をつかみ、2番手・斎藤と対峙した3番・小園が左翼越えに逆転2点適時打を放ち、一気に流れをたぐり寄せた。7回にも一死三塁から相手の野選でダメ押しの3点目をもぎ取り、高にプロ初勝利をプレゼントした。

 6月29日以来の2連勝に新井貴浩監督(48)も「あんまり考えていない。もう、前しか見ていないから。勝とうが、負けようが『次、次』って」と一戦必勝を強調した。

 7月は4勝16敗3分けと大失速。23試合で47得点しか奪えなかった打線が復調するか否か。その行方は当然、新たな月でも試合の勝敗に大きく関わってくる。そうした中で首脳陣は7月31日の阪神戦(甲子園)から、それまで9戦連続で4番に入っていたファビアンを2番に繰り上げ、3番・小園、4番・末包で中軸を形成し、打線を組み替えた。特に「2番・ファビアン、3番・小園」は6月28日以来。月が変わった8月初戦も同様の並びで臨み、11安打6得点(31日・阪神戦)、7安打3得点(1日・中日戦)と一定の成果を見た。

 8月に再び、この並びで始まった打順を今後どう展開させていくか。前月の7月は、さらに得点機能を高めようと長打率を中心に状態を上げていたファビアンを4番に動かしたものの、本人だけなく周囲の面々も軒並み状態を落とした。打線もつながりを欠き、逆に得点機能が急落したのも紛れもない事実。ブレずに貫くか、再び動いて7月とは違う成果を手に入れるのか。新井監督のさい配に注目が集まる。