ヤンキースのアーロン・ブーン監督がファンからサンドバッグにされた。アーロン・ジャッジをケガで欠くヤンキースは7月31日(日本時間1日)、本拠地レイズ戦にライスとスタントンの本塁打などで7―4で勝利した。

 だが米メディア「エッセンシャリースポーツ」は「アーロン・ブーンがアンソニー・ボルピとデレク・ジーターを比較したとんでもない発言でヤンキースファンの怒りを買う」との記事をこの日までに配信した。

 遊撃で出場するデビュー3年目のアンソニー・ボルピ内野手(24)は今季16本塁打とパンチ力が魅力の若手だが、守備面に難がある。すでにア・リーグ最多の16失策を記録すると30日のレイズ戦では2戦連続3度目の失策となった。

 そんななかブーン監督がメディア出演した際、過剰にボルピを擁護したことで、SNSを中心に激しい怒りが巻き起こったという。指揮官は「いいかい、このシャツを着ている選手は全員ブーイングを受けているはずだ」と、指揮官はカメラの前で、デレク・ジーターの写真が大きくプリントされたシャツを指さした。「ほら、いつかは…つまり、このスポーツをプレーし、十分に長く、十分にうまくプレーしていれば、ブーイングの瞬間が訪れるんだ」とどんなスターでも過去には批判を受けてきたと説明した。

 続けてブーン監督は「2004年、トレード期限にここへ移籍してきた時、初めてのホームシリーズでマリアノ・リベラがセーブを2、3回失敗してブーイングを浴びていたんだ。新人だった僕は、本当に驚いたよ。でも、それも仕方ない部分なんだ」とメジャー最多652セーブを挙げ唯一の満票殿堂入りを果たしたレジェンド右腕を例に挙げた。

 球場でブーイングを浴び続けるボルピへの擁護だったが、思わぬ反発を受けた。同記事は「MLBのレジェンド、デレク・ジーターになぞらえた。そう、ヤンキースのキャプテンとして5度のワールドシリーズ制覇を成し遂げた殿堂入り選手を、明らかな守備ミスのボルピになぞらえたのだ」と手厳しかった。

 続けてSNS上のファンのコメントを列挙。「ジーターと比べるの?!」「ジーターはキャリアを通して、今シーズンのボルピよりも失策が少ない」と指揮官への怒りがあふれた。

 さらに過激なファンは「ボルピとジーターを比較するなんて、解雇に値する」と極論も。リベラを挙げたことにも「ブーンは、ジーターやマリアノと同じ文脈でボルピの名前を使うのをやめるべきだ。彼らへの侮辱であり、ブーンがいかに妄想に陥っているかを示している」と怒りの声は止まらなかった。

 同記事は「ボルピをかばったつもりだろうが言葉を間違えたようだ」と指揮官の失態とした。