パ2位のソフトバンクは17日のロッテ戦(北九州)に2―2で引き分け、首位・日本ハムとのゲーム差を2に縮めた。
幸運なドローだった。年に一度の北九州市民球場での試合は序盤から天候が大荒れ。3回終了まで実に20回以上、球場付近で雷鳴がとどろいた。中断をはさんだ後、チームは同点の6回表に4点を勝ち越されるも再び雨脚が強まり6回裏まで試合は成立せず。5回までのスコアが最終結果となり、引き分けた。
そんなコンディションの悪い状況でも守備力が光った。中断直後は友杉の三遊間を抜けようかという打球を三塁・野村が好守。この日は野村が再三の好守を見せ、自身でも「良かったと思います。(中断でも)集中力を切らさずできた」と自画自賛だった。
今季のチームは86試合を消化し、失策数は12球団最多の「53」。すでに昨季のシーズン失策数に並んでいる。守備の安定は後半戦を勝ち切るためにも欠かせない。そうした背景もあり、チームはある兵器を投入した。試合前練習などで使用されている守備マシン「ジュニア・ハック・アタック」だ。宮崎春季キャンプでジーター・ダウンズ内野手(26)が持参。「ゴロマシンもあったらいい」との声が強まるとチームでも導入することになり、シーズン途中に一軍からファームまで各軍に設置した。
一定の球を送り出せるため、ハンドリング練習や送球のタッチ練習にも使用される姿がホーム、ビジター練習を問わず確認される。ゴロ捕球にしても基礎固めが必要な若手選手にもってこいだ。
また、一軍でも実践的なメリットがあるという。それは「スピンのかかった打球の練習」だ。本多内野守備走塁コーチは「スピン量が多いので普通に捕ろうとするとはじかれる。外国人の打球など速い打球には脳、体の準備を早くする必要がある」と語り、選手からも「トスを上げての打球にはスピンの限界がある。より試合に似た打球になる」との声が上がっている。
〝鷹の秘密兵器〟がチームの守備力底上げにつながるか。












