F1レッドブルの角田裕毅(25)が、電撃解雇されたクリスチャン・ホーナー前代表に続き、緊急更迭されるとの見解を重鎮が示した。
角田は4月の日本グランプリ(GP)から緊急昇格したが、極度の不振が続いて解雇論が沸騰。そうした中でレッドブルは長年指揮したホーナー代表を電撃解任し、姉妹チームのレーシングブルズからローラン・メキース新代表を就任させる大ナタを振るった。
メキース代表は角田と良好な関係で知られていることから、今期中の残留は安泰との観測も出ていたが、F1界の重鎮でかつてレッドブルにも在籍していたギュンター・シュタイナー氏は角田の危機はむしろ強まったと指摘する。
F1専門ポッドキャスト番組「レッド・フラッグス」に出演したシュタイナー氏は「私も、それが起こった時は相当驚いたよ」とホーナー氏の電撃解雇を振り返る。
そして「このようなことが起こった場合、通常はレッドブルがそれをうまくマネジメントしてくれるのだが、これは私にとってはまったく予想外のことだ。もちろん、レッドブルではそうはいかないかもしれないけど、そんなことが起こるとは誰も予想していなかったと思う。物事は変化し、前に進むものなんだ」と意味深に語る。
続けて、その言葉の真意を具体的に言及。「物事が動き出す」というのは、ズバリ角田の去就に関してだ。
「角田裕毅はポイントを獲得する必要がある」とシュタイナー氏は強調。そして「そうでなければ、遅くとも年末には彼はそこから脱落すると思うが、それより前になる可能性もある」と既定路線の今季かぎりでの退団よりも、むしろ現状の低迷のままではシーズン中の解雇が現実味を帯びると厳しく指摘した。
「私たちはユウキを愛しているし、私も彼を愛している。だから、彼には最高のパフォーマンスを見せてほしい」としつつも「これは『クリスチャン・ホーナーを解雇し、リアム・ローソンを変えた』と言っているのだと思う。だから、こういうこともあるんだ。もし彼が立ち直らなければ、もう長くはそこにいられないだろうね」と重ねて角田の窮地を強調した。
シュタイナー氏の爆弾発言は波紋を呼んでおり、英メディア「プラネットF1」は「レッドブルが長年チーム代表を務めてきたクリスチャン・ホーナーを解雇できるとすれば、ギュンター・シュタイナーは角田裕毅に対し、チームが彼が仕事をしていないと判断した場合には解雇を免れないと警告した」などと反応している。
現在F1は3週間の短期休暇中。次戦のベルギーGP(27日決勝)は角田にとって、8月に予定される夏休み中に緊急解雇がありえるのかを左右する大一番となりそうだ。












