F1英国グランプリ(GP)決勝が6日に開催され、レッドブルの角田裕毅(25)は屈辱の完走中最下位で15位に撃沈した。一方で、レース中に科されたペナルティーを巡って〝不可解裁定〟として大きな波紋を広げている。
角田は低迷が続いていることから電撃解雇の機運が高まっており、早ければ夏休み中のドライバー交代も現実味を帯びてきている。崖っぷちで迎えた英国GP決勝は、近走続く遅さを露呈してズルズルと順位を下げていき、ダントツの最下位に。その後もタイムは全く伸びないまま、完走中最下位となる屈辱で〝終戦〟した。
全く良いところがなかったが、レースの流れを大きく左右することになった角田に対するペナルティー裁定が議論を呼んでいる。
22周目のターン6で、バトルを仕掛けてきたハースのオリバー・ベアマンと接触。角田が相手をスピンさせた〝加害者〟とスチュワード(裁定委員)が判断し、角田は10秒のタイムペナルティー、さらにペナルティーポイント1点まで加えられる〝厳罰〟が下った。一方で、ベアマンはお咎めなし。一見すると両車のアクションにおいて判断は微妙なため、角田のみを露骨に厳しく処分した国際自動車連盟(FIA)の裁定に批判が高まっている。
海外ファンからはSNS上で「角田選手のこの事故は、レーシングインシデントとして分類されるべきだった。両者の事故の深刻さは雲泥の差だ。このペナルティーとベアマンのペナルティーの違いがよく分からなかったのは初めてだ。とんでもない!」「ベアマンの事故現場はほぼ晴天で、何が起こったのか全て容易に見ることができた。一方、角田の事故現場は雨で視界が悪かった。ベアマンの事故では天候が要因として挙げられるのに、角田の事故では考慮されないのはなぜでしょうか?」と厳罰を受けるべきは角田よりも、むしろベアマンだという意見が続出している。
さらに「FIAはナイトクラブのようなものだ」「完全にだまされていると思うよ。角田に関しては路面コンディションを考慮していないのに、ベアマンに関しては考慮している? いや本当に、唯一確かなのはスチュワードが愚かだということだけだ」とFIAや裁定委員への批判が沸騰。フランスのファンからは「これこそ欧州のスポーツだ」とFIAは欧州優先の姿勢で、英国出身のベアマンに〝忖度〟したとの指摘も出ている。
サバイバルがかかるレースで不可解裁定まで重なり、角田にとっては後味の悪い結果となってしまった。












