F1レッドブルの角田裕毅(25)に対する人種差別騒動を受けて、レジェンドのルイス・ハミルトン(フェラーリ)が深刻化する誹謗中傷に対して抗議を表明した。
角田はエミリアロマーニャ・グランプリ(GP)のフリー走行1回目で、フランコ・コラピント(アルピーヌ)に走行を妨害される形となり怒りをあらわにした。
この場面で角田のジェスチャーを巡って、コラピントの母国アルゼンチンファンなどからネット上で人種差別発言を受けるなど、大きな騒動に発展。そうした状況を受けて角田は「もしこうした状況が続き、さらに悪化するのであれば、ある時点でF1は何か言うべきだ」とF1運営側に対策を講じるよう求めた。
そして、F1を統括する国際自動車連盟(FIA)のベン・スレイエム会長が自身のSNSで、F1がいかなる誹謗中傷や差別も容認しない方針を明らかにしていた。
波紋が広がる中で、現役のレジェンドであるハミルトンも声を上げた。
ハミルトンは「F1TV」で「誹謗中傷、特に人種差別的な誹謗中傷は許されない」と断固とした姿勢を表明。「われわれはただ毅然とした態度で、こうしたことに立ち向かう努力を続けなければならないと思う。ユウキや2人(同様の被害を受けたジャック・ドゥーハン)が無事であることを願っている。これは本人だけではなく、家族にも影響すると思うから。今の世界では、人々はもっと共感を必要としていると思う。本当に残酷な世界で、ネガティブなことがあふれている」と懸念を示した。
「そして本当に重要なのは、私たちが加担してはいけないということだ。もしそのようなことが起こっているのを見たら、声を上げなければなりません。しかし、多くの人が加担し続けており、われわれはそうした行為を減らすよう努めなければならない」と、差別や誹謗中傷の撲滅を目指す覚悟を語った。
角田に対する問題をキッカケに、F1界全体が生まれ変わることができるか。












