コート外でも存在感は別格だ。バレーボール男子のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第3週大阪大会第4戦(19日、Asueアリーナ大阪)、日本は東京五輪銅メダルのアルゼンチンに3―0で快勝。開幕からの連勝を12に伸ばし、史上初めて予選ラウンドを無敗で終えた。
歴史的な一戦で主将・石川祐希(ジラート)が魅せた。2試合ぶりに先発すると、アタック決定率は脅威の約83・3%。チーム1位の21得点で勝利に貢献したエースは「負けるよりも勝って学ぶ方が僕はいいと思うし、それがちゃんと経験として現れている。個人的にも徐々にコンディションを上げられて、いい状態でプレーできている」と頰を緩めた。
自国開催の大阪大会は4試合ともに満員の観衆が詰めかけた。グッズ売り場も大盛況で、午前中から夕方にかけては入場には整理券が必須だった。グッズ売り場の担当者は取材に対し「熱中症とかを防ぐために今回初めてやったが、整理券はほぼなくなっていた。時間帯にもよるけど、朝一の段階で大勢の方が並んでいた」と証言。目視では朝から100人以上のファンが列をつくる様子が確認できた。
一番人気は日本をけん引している石川のグッズだという。同担当者は「グッズの販売総数を『10』としたら『4~5』は石川選手のグッズを用意している」と明かす。需要も高く「お客さまも石川選手のグッズを見ると、例えば他の選手のグッズがあっても、とりあえず石川選手のグッズがあれば真っ先に手に取ったりしている」と反響の大きさを実感している。
予選ラウンド1位通過の日本は決勝ラウンド初戦で開催国・中国と対戦する。目標はメダル獲得だが、今季最大の山場はアジア選手権(9月、福岡)だ。石川は「VNLで負けてもアジア選手権でしっかり勝てればいい。逆にVNLで優勝してアジア選手権で負けると正直意味がない」。優勝すればロサンゼルス五輪代表に決まる一戦を見据える上で、さらなる弾みをつけることはできるか。












