フィギュアスケートアイスダンスの〝りかしん〟こと紀平梨花(鹿島)、西山真瑚(オリエンタルバイオ)組は、久々の〝緊張感〟を楽しみながら氷上に立った。
紀平はシングル時代に右足首のケガに苦しみ、数シーズンを棒に振った。西山も前パートナーとカップルを解消後は1人での練習を強いられ、先の見えない日々を過ごした。それでも、昨年9月にカップルを結成。チャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯(東京・田中貴金属アイスアリーナ)で国際大会デビューを果たした。
5日のリズムダンスでは61・37点をマークし、日本勢3番手につけた。まだ発展途上の段階とはいえ「初めての国際大会で60点を出せたのは大きな収穫だった」と紀平。西山は「今日はいいエネルギーで演技をすることができた。僕は結構テンションが上がっていたので、落ち着いて一つひとつこなそうと意識して臨んだ」と照れ笑いを浮かべた。
お互いに満足な練習ができないもどかしさを知るからこそ、前向きな気持ちで試合に臨んでいる。今大会はグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯(11月、東京)の出場に向けた重要な選考材料となる一戦だが、紀平は「ここまで準備ができている状態は去年にはなかった。シングル時代ですら一か八かというジャンプを跳んでいたので、こんなに落ち着いてできる試合は久しぶり。気を引き締めているけど、すごく楽しく落ち着いてはできた」と声を弾ませた。
西山も「かなり準備をしてきて、自分たちができることを出し切ろうという思いが強かった」と回想。国際大会で滑る喜びを再認識した2人は、充実感にあふれていた。












