バレーボール女子のアジア選手権(27日、中国・天津)で世界ランキング6位の日本は4強入りを決めたが、開催国の中国メディアからは厳しい評価が下された。

 準々決勝で同37位の台湾と対戦した日本は3―0で快勝。4試合連続のストレート勝ちを収めるも、第2セットは序盤に4連続失点を許すなど、7―12とリードされる展開だった。中国メディア「新浪体育」は「日本は準決勝進出を決めたが、パフォーマンスは精彩を欠いていた。特に第2セット前半は台湾に終始プレッシャーをかけられた。台湾にミスが重なったことで辛勝したに過ぎなかった」と報じた。

 準決勝は同17位のタイと対戦する。7月のネーションズリーグ予選ラウンドは3―1で勝利を収めたが、同メディアは「タイが日本の3つの弱点をうまく突くことができれば、準決勝で日本を破る可能性は非常に高い」と見方を示す。

「弱点」の1つ目に「日本の攻撃の軸である石川真佑(エジザジュバシュ)と佐藤淑乃(ミラノ)が調子を崩していること」を挙げた上で「これまでに戦った4試合を見る限り、2人の調子が悪いように見える。和田由紀子(ブストアルシツィオ)は絶好調だが、和田を効果的に封じ込めることができれば、より良い結果が得られるだろう」と〝攻略法〟を記した。

 2つ目は「日本にとって脅威となるミドルブロッカーを重点的に強化する必要がある。日本は平均的な体格なので、相手のミドルブロッカーの速攻に対してほとんど無力だ」と分析。3つ目は「日本の速攻を阻止するために、サーブに重点を置く必要がある。日本の選手はサーブレシーブが苦手。特にサーブで佐藤を狙う必要がある」と指摘した。

 今大会は優勝すれば、ロサンゼルス五輪出場が決定する。世界ランキングで中国は日本に次ぐ7位。頂点を争うライバル国からの辛らつな評価は、コート外の揺さぶりとも受け取れる。ただ、日本が神経質になる必要はない。

 台湾戦でチーム最多の19得点を挙げた和田は「日本でプレーしている選手も多いし、多彩なコンビネーションで勢いのあるチームだなと思う。自分たちらしく次の一戦も必ず全員で勝ちにいきたい」ときっぱり。決勝での対戦が濃厚な中国との一戦へ、まずはタイを倒してプレッシャーをかけたいところだ。