まさに激震だ。F1アストンマーティンが、パワーユニット(PU)供給契約に関して今季からコンビを組むホンダからメルセデスに乗り換えると海外メディアが相次いで報じた。

 アストンマーティンとホンダのコンビは開幕から歴史的低迷にあえぎ、夏季休暇をまたいで大型のアップデートを続々投入。26日のオランダ・グランプリ(GP)決勝でフェルナンド・アロンソが9位入賞を果たすなど、ようやく上昇のきっかけをつかみつつある。

 そうした中、スペイン大手紙「スポルト」が「衝撃…アストン・マーティンがメルセデスと会談、ホンダに圧力をかける」と題して報道。「メルセデスのCEOがアストン・マーティンのモーターホームに2度目の訪問を行い、パワーユニット供給元の変更の可能性をめぐる臆測に拍車をかけている」と伝えた。

 さらにこの動きを詳説。「F1パドックの人物が他チームのホスピタリティーエリアを訪れても、通常はそれほど大きな意味を持たない。しかし、トト・ウルフとアストンマーティンの間の動きは、事情が異なるかもしれない。彼らの場合、何度も同じことを繰り返しているうちに、ついにはホンダにとって不利な形で関係が破局を迎える可能性もある」と衝撃の動向を指摘した。

「ウルフの訪問は、ホンダが期待に応えられない場合、この英国のチームが少なくとも将来に向けて他のパワーユニットを模索していることを意味している」と同紙は乗り換えが検討されているとズバリ。「3年前に締結されたエンジンサプライヤーからの脱却という当初の計画は、別の方向に向かう可能性がある。アストンマーティン側から最後通牒が出されたわけでは決してないが、サクラ(ホンダの工場)に対する圧力はますます高まっている」とアストンマーティンがホンダとの契約を破棄し、昨季まで供給を受けていたメルセデスと契約する可能性が浮上していると強調した。

 スペインメディア「スピードセクター」も「アストンマーティンはホンダに対して我慢の限界に達しているようだ。チームは他のエンジンサプライヤーとの接触を開始したとみられる。メルセデスが第1候補のようだ」。インドメディア「スポーツスケープマガジン」も「アストンマーティンは、2028年のエンジン供給契約の可能性についてメルセデスと協議中だ。もし現在のホンダとのパートナーシップが27年までに期待通りの結果をもたらさなかった場合、この協議は重要な意味を持つ可能性がある」と続々と報じた。

 アストンマーティンとホンダのコンビがまさかの終焉となるのか。今後の動向が気になるところだ。