ベテランセッターの力は衰えていなかった。バレーボールネーションズリーグ(VNL)を4位で終えた日本代表が3日に帰国した。高橋藍(ルブリン)、西田有志(大阪B)らが成田空港で取材に応じ、VNLで約7年ぶりに代表戦に出場した名物セッターの深津英臣(ウルフドッグス名古屋)の貢献を指摘した。

 深津は長年にわたって日本代表の主力としてプレー。2015年にアジア選手権でベストセッター賞を受賞し、17年には代表の主将も務めた。

 そんな実績ある大ベテランの司令塔と代表初共演を果たした高橋は「経験のある選手だし、組み立てが非常にうまい。自分自身もテンポやスピード感はフィットして、良い感覚でやらせてもらっている」と信頼を寄せた。

 今大会は深津が全試合にスタメン出場。高橋は「トスの質や組み立て方という部分は間違いなく高さのある海外に通用してくるし、そういった部分が今のこの結果につながっていると思う」と躍進の立役者であることを強調した。

 一方、23―24年シーズンにパナソニックパンサーズで共にプレーした西田は、大会期間中に深津と同部屋で過ごしたといい「部屋の中でも試合についての会話ができて、良いシチュエーションの数が増えた」と告白。連係に確かな手応えを感じており「2人のフィーリングが合致していて非常に良かったし、これからもっと引き上がっていく部分ではあるかなと思う」と自信をのぞかせた。

 多彩なトスを操る深津と強力アタッカー陣の化学反応が、日本代表をさらなる高みへ押し上げる。