32年ぶりの日本開催となった愛知・名古屋アジア大会は、経費削減の観点から選手村は整備せず、クルーズ船とコンテナハウスが主な宿泊施設として整備された。24日には大会組織委員会が名古屋市内で会見を行い、今回の決断に至った経緯を明かした。
当初は他の国際大会と同様に選手村を整備する予定だったが、資材価格や人件費の高騰で方針を転換。担当者は「既存の組織機能や施設、こちらを最大限に活動する新しい選択をした。選手団の快適性を確保しながら、将来の負担を抑えつつ、私たちは施設を建てるから生かす方向に変換した」と語った。
コンテナハウスとクルーズ船は循環資源で対応するための手段だという。コンテナハウスは災害時や観光需要などへの対応も意識。「大会のたびに使い切る施設ではなく、大会をきっかけに未来へ循環していく施設となる。耐久性のあるものを活用することで、新たな資材の使用や廃棄物を抑えることができる。そして、大会後も多くの場所で活用することができる」とメリットを口にした。
クルーズ船も大会後は本来の役割に戻るために、過度な負担を減らすことができる。担当者は「新しい建物を建設することなく、一時的に発生する数千人規模の宿泊場に対応することができた。大会のためだけに建物を残すのではなく、必要な期間だけ機能を見出し、その後も使い続ける。非常に柔軟な循環型の資格モデルと考えている」と強調した。
今大会は新たなスタンダードへの挑戦と題し、循環型の宿泊モデルを構築。大会後もレガシーとして発展を目指すのが狙いだ。「大会のために新しいものをつくり続けるのではなく、この愛知の中での挑戦を次世代の大規模イベントに向けた新しい選択肢として世界を発信していきたい」と展望を語った。












