陸上の世田谷246ハーフマラソン(8日、東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場発着=21・0975キロ)で、青学大の古川陽樹(1年)が会心の走りを見せた。

 来年1月の箱根駅伝を見据える上で、各校のメンバー争いが本格化。4年連続の10度目の総合優勝を目指す青学大は、古川が1時間2分49秒で優勝した。今季の青学大は出雲駅伝で関東勢最下位の11位、全日本大学駅伝では4位と苦戦。対する早大は〝令和の三羽ガラス〟と呼ばれるスーパールーキーの本田桜二郎、増子陽太、新妻遼己の活躍もあり、2冠に輝いた。

 同じ1年の古川は「彼ら(本田、増子、新妻)は高校時代から出雲駅伝、全日本大学駅伝の距離で成績を残してきた」とライバルたちを称賛。ただ、箱根駅伝は出雲駅伝、全日本大学駅伝に比べて長い距離を安定して走る力が必須となる。「自分は青山学院を選んだからこそ、ハーフで勝負しようと腹をくくっている。自分は箱根駅伝でチームが優勝するところを目標にやっている。ちょっと方向性が違うので、別にそんなに気にはしていない」と頼もしい言葉を残した。

 すべては箱根駅伝で勝つために――。〝令和の三羽ガラス〟の注目度は右肩上がりだが「箱根で勝つところを目標にしてやっているので、3人(本田、増子、新妻)を見て自分が気持ちを揺るがされているようじゃダメ」ときっぱり。絶対王者のユニホームに袖を通したルーキーは、自らが決めた道を貫き通す覚悟だ。