大事には至りませんでしたが…。米女子ツアー「ホンダLPGA」最終日(26日、タイ・サイアムCC=パー72)、71で回った渋野日向子(24=サントリー)は、通算10アンダーの27位で今季初戦を終えた。
最終18番パー5は、チップインイーグル締め。一気に2つ伸ばしてアンダーパーのラウンドに「最後はラッキーだった。あの2打はすごく大きい」と喜んだ。この日は、笹生優花、アマチュアの馬場咲希(代々木高2年)と同組でプレー。「組の雰囲気はすごく良くて、切り替えも早くできちゃうくらい楽しかった」と満喫した様子だった。
そのラウンド中、人気者ならではの出来事に遭遇した。14番を終えて15番のティーグラウンドへ笹生と並んで歩いているとき、男の子にせがまれてキャップにサイン。渋野は当たり前のように応じたが、実際にはマナー違反にあたる。プレーの集中を乱される恐れがあるだけでなく、第三者との接触は、ラウンド中にキャディー以外のアドバイスを禁止するルールに抵触しかねない。
それだけに、プロゴルファーの田中泰二郎は試合を中継したWOWOWの解説で「これが標準だと思われると選手はつらい。気持ちに波をつくらないように、寡黙にプレーする選手も多い。ずっと情報はキャディーからだけで、周りを見ない状態でやりたい選手もいる」と選手目線でやんわりたしなめる一方で、全く動じない渋野には「すごいね」と舌を巻いた。
国内ツアーに比べてギャラリーが少ない米女子ツアーでは、管理の目が届きにくいのが現状。いくら渋野がサービス精神旺盛といっても、ファンの側もマナー順守が求められる。












