F1モナコ・グランプリ(GP、決勝7日)予選が6日に行われ、開幕から低迷するアストンマーティンはフェルナンド・アロンソが21位、ランス・ストロールが22位で屈辱の〝逆フロントロー〟となった。

 この惨状に、チームアンバサダーを務めるレジェンドのデラロサ氏がぶっちゃけた。ベルギーのモータースポーツ専門メディア「F1i」は「アストンマーティンのグリッド後方への苦しい転落は、当分終わりの兆しが見えず、チームアンバサダーのペドロ・デラロサは、チームの窮状について厳しい評価を下し、現在の危機から抜け出す明確な道筋はまだ見えないと認めた」と報じた。

 デラロサ氏は「アストンマーティンがようやくトンネルの先に光明を見いだし始めたのか」と問われると、本音を語った。

「まだ絶対に無理だ。現状はこういうことだ。特に予想していなかった状況に置かれているため、難しいスタートとなっている」と厳しく評した。

「現状、われわれが抱えているのは非常に扱いの難しいマシンであり、ドライバーたちは最善を尽くし、信頼性と安全性を確保しながら可能な限り速く走らせようと、本当に信じられないような仕事をしている。しかし、それは難しいことだ」と率直に語る。

 そして「具体的な進展が見えてきて、実際のアップグレードが稼働し、事実に基づいた判断ができるようになるまで、(質問への回答は)延期したいと思う。正直なところ、私たちはこれまで何が可能になるか、トンネルの先の光についてばかり話してきたので、時として同じことを繰り返しているように感じてしまうんだ」。レースのたびに、光が見えない状況にもかかわらず今後に向けた質問を受けるのがもはや苦痛のようだ。

 同メディアは「おそらく最も際立っているのは、アストンマーティンの苦境を取り巻く疲弊感が高まっていることだろう」と指摘。「パフォーマンスは依然として不安定だ。ライバルチームが着実に前進する一方で、チームは実質的に何の改良も施さずに活動を続けており、アストンマーティンはダメージコントロールの悪循環に陥っている」とバッサリ切り捨てた。

 アストンマーティンは今季からホンダと組んで大きな期待の中で今季を迎えたが、トンネルはまだまだ長そうだ。