厳しい日々を乗り越えた女王が世界へ挑む。
「ALLOUT Presents ZeniX Japan Pro(ジャパンプロ)」(2日、千葉・市原市市民会館)フィギュアで夷藤佐知子が優勝を果たし、世界最高峰の大会「ミスター・オリンピア」(9月、米国・ラスベガス)の出場権を手にした。
日本で同部門のプロの試合が行われたのは、今大会が初めて。夷藤は「1年前に『フィギュアのプロ戦を日本で行ってもらえるとうれしい』とお伝えしたが、まさか1年もたたないうちにそれが現実になった」と驚きを交えつつ、「そこで優勝し、オリンピアの権利を獲得できたのは本当にうれしく思う」と歓喜した。
次なる舞台のオリンピアについて「プロのボディビルダーとして、トップ中のトップしか出られない大会」と表現。「出場権利を得られたことは誇りに思っている」と胸を張る一方で、「自分がどれだけ通用するかわからないので、これからは未知の挑戦になる」と気を引き締めた。
ここまでの道のりは平坦ではなかった。首のケガや疲労の蓄積もあったといい、「今日結果が出るまでの減量期間は、本当にコンディションを合わせられるかわかっていなかったので不安しかなかった」と胸の内を語る。それでも「つらいときに、もし『今日はいいや』と休んでしまったら、多分こういう結果はもらえない。結果を出すために、つらい時も日々決められたことを行うという気持ちで頑張ってきた」とストイックに積み重ねた努力を振り返った。
夷藤は「今年オリンピアの出場権を獲得できたので、来年も同じような状況を維持して作っていきたい」と今後の目標も口にした。鍛え抜かれた肉体と強い心を武器に、まずは大舞台へすべてをぶつける。












