F1レーシングブルズから緊急で今季初出場となった角田裕毅(26)が、23日に行われたオランダ・グランプリ(GP)決勝で見せた超絶テクニックが世界で大反響を呼んでいる。
レッドブルのアイザック・ハジャールが手首の負傷で欠場となった影響で、姉妹チームのレーシングブルズから電撃出走が決まった角田は、12番手から自慢の〝ロケットスタート〟をさく裂させるなど強烈な存在感を放つ。
そして最大の見せ場は29周目だ。元同僚で親交の深いピエール・ガスリー(アルピーヌ)と車体を並べて激しいバトルを展開し、最後は攻めの姿勢を貫いて豪快にオーバーテイク。F1公式の実況は大絶叫で角田のドライビングをたたえるなど、そのテクニックが注目の的に。最終的に入賞へあと一歩届かず11位に終わったが、F1公式SNSが発表したこの日の最優秀ドライバーを選出する「ドライバー・オブ・ザ・デー(DOD)」で、入賞圏外としては異例の5位躍進を果たすなどインパクトを残した。
レース後も角田の魂の走りは反響が広がっている。英メディア「ギブミースポーツ」は角田を特集。「彼のパフォーマンスは単に順位だけが全てではなかった。約8か月ぶりにサーキットに戻った角田は、落ち着いたプロフェッショナルな走りを披露し、ガスリーを追い抜く見事なオーバーテイクはソーシャルメディアを熱狂させた」と海外で賛辞が相次いでいる様子を伝えた。
「あるファンは『うわー、角田裕毅のオーバーテイクはすごい! すごい、すごい、すごい!」とコメントした。また別のファンは『角田が帰ってきたぞ! すごいオーバーテイクだ!』と語った」と同メディアは紹介。2月のミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートペアで〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一組が金メダルを獲得した際に、解説の高橋成美さんが絶叫した名ゼリフと同じ驚きの声が上がるほどの熱狂を生み出している。
レース後、角田は自身のSNSで「またレースをして、動きまわり、自分の実力を示せるのが嬉しい ポイントにはわずかに届かなかったけど、この新しい車での初レースとしてはかなり満足している」とつづった。
世界のF1ファンを再び熱狂させるチャンスは角田に訪れるのか。次戦イタリアGP(決勝9月6日)に注目だ。












