F1アストンマーティンのランス・ストロールが、22日に行われたオランダ・グランプリ(GP、決勝23日)予選で19番手に沈み、予選1回目(Q1)敗退となった。この結果により、前代未聞の〝不名誉記録〟に王手をかけた

 インドメディア「インディアタイムズ」は「ランス・ストロール、オランダGPでの予選で再び苦戦し、F1史上不名誉な記録に迫る。予選Q1敗退が99回目となり、100回目の早期敗退まであと1回となったことで、望ましくないF1の節目に近づいている」と報じた。

 同メディアは「あと1回敗退すれば、現代のノックアウト方式の予選において、Q1敗退回数が100回に達する最初のドライバーとなる」と指摘。Q1敗退が大台の100回目という屈辱的な記録に史上初めて到達するというのだ。

 なぜストロールはここまで早期敗退の数字を伸ばすことになったのか。「この数字は物語の重要な部分を物語っている。ストロールはキャリアを通じて真に競争力のあるマシンに乗ることはほとんどなかった。ウィリアムズでの2018年シーズンは特に過酷で、チームは常に後方で戦っていた。レーシングポイント、そして後にアストンマーティンに移籍した後も、ストロールは予選で上位ではなく生き残りをかけて戦うことが多かった」とこれまでマシンに恵まれなかったと分析する。

 そして、ストロール自身もマシンへの不満を常に強調している。「ランス・ストロールは常に車のせいにしてきた。ストロールは、このデータが自身の能力を測る基準として扱われるべきだとは、決して完全には認めていない」と同メディアは指摘する。

〝前人未到〟の不名誉記録が目前に迫り、物議を醸している。同メディアは「ストロールのQ1での100回目の敗退はすぐにソーシャルメディアの話題となった。あるファンは、この記録を『本当に唯一無二』と評し、別のファンは『パパのお金ではこの記録から逃れられない』と冗談を言った」とファンの声を伝えた。

 最後に同メディアは「もう一度早々に敗退すれば、ストロールは今後長い間誰も追いつけないかもしれないF1記録を樹立することになるだろう」と100回の大台となれば不滅の記録になると予測した。次戦のイタリアGP(決勝9月6日)は、ある意味で注目のレースとなりそうだ。