F1レッドブルでリザーブを務める角田裕毅が来季インディカーへ移籍する際には、1500万ドル(約24億円)の巨額な持ち込みスポンサー料が必要となりそうだ。

 角田はオランダ・グランプリ(GP、決勝23日)でレーシングブルズから緊急参戦が決定。移籍市場が大詰めを迎える中で、他チームも含めて実力を示す絶好の機会となる。

 一方で、F1シート獲得は厳しいのが実情。北米最高峰レース「インディカー」への移籍もささやかれており、予断は許さない状況だ。

 そうした中、ブラジルメディア「グランデプレミオ」は「角田のマネジメントチームはここ数か月、インディカーの状況を調査してきたが、大きな障害に直面した。それは、チームが必要とする巨額の資金援助だ。メイヤー・シャンクの空席には、最大1500万ドル(約24億円)のスポンサー資金を持ち込めるドライバーが応募している。これはグリッド上位を目指すチームで、非常に厳しい条件となる」と報じた。

 角田の移籍先の選択肢としてインディカーのメイヤー・シャンクも挙がっているが「ジム・メイヤー、エリオ・カストロネベスと共にメイヤー・シャンク・レーシングの共同オーナーを務めるマイク・シャンクは先月、チームが12人の候補者をリストアップしていたことを明らかにした。その中には角田とカイオ・コレットも含まれており、コレットは最近、チームとの交渉は金銭的な意見の相違により決裂したと認めた」と同メディアは指摘。「メイヤー・シャンクをはじめとする中堅チームにとって、この選考プロセスは才能だけでなく、資金力にも大きく左右される。2028年に各チームは新しい機材に多額の投資を行う必要があり、チームにとってはドライバーによる資金調達が不可欠となる」と角田のインディカー移籍には、持ち込みスポンサーで莫大なカネを用意する必要があるというわけだ。

 角田にはホンダが後ろ盾となってきたが、同メディアは「角田選手はホンダと強い関係を維持しているものの、ホンダが彼のインディカーへの本格的な転向を資金面で支援する可能性は低い」とズバリ指摘。F1でもインディカーでも、移籍交渉はイバラの道となりそうだ。