大幅にアップデート(改良)を加えた〝新ホンダエンジン〟を投入したF1アストンマーティンが、22日に行われたオランダ・グランプリ(GP、決勝23日)予選で、フェルナンド・アロンソが18番手、ランス・ストロールが19番手とそろって予選1回目(Q1)敗退とまさかの低迷となった。
アストンマーティンはホンダとコンビを組んだ今季、開幕から歴史的な低空飛行を続けて窮地に。それでも夏季休暇前最後のレースとなったハンガリーGPで、車体の大幅なアップデートを投入すると、これが見事にハマり大幅な性能向上を見せた。
そして夏季休暇明け初戦となるオランダGPで、ホンダの新パワーユニット(PU)を満を持して投入。世界中のF1ファンが最強ホンダエンジンの再来を期待したが、スプリントや同予選では大苦戦。そして肝心の予選では、新規参入キャデラックを上回るのがやっとという結果に終わった。
新ホンダエンジンの実情について、当のストロールが本音をぶっちゃけた。英モータースポーツ専門メディア「ザ・レース」は「『全然足りない』―ストロールによるホンダのF1エンジンアップグレードの評価」と評価と題して報道。「ストロールは、アストンマーティンがオランダGPで(スプリントと合わせ)予選Q1を2回連続で敗退したことを受け、ホンダの改良型F1エンジンは〝全く不十分〟な進歩だと考えている」と伝えた。
ストロールは予選後に、同メディアからホンダエンジンの進歩について質問されると「それほどでもないと思う。少しはそうかもしれないが、全然足りない」とダメ出しをした。
「シャシーに関しては、かなり良い状態だと思う。ブダペスト(ハンガリーGP)で大きな進歩を遂げた。次に本格的に取り組むべきは、ドライバビリティー(運転性能、操作性)とパワーだ」とストロールは強調。続けて「エンジン側にはまだ多くの問題がある」とまたもやホンダに突きつけた。
ドライバビリティーについては大きな問題のようで「良くない、良くない。まるで宝くじみたいだ」と不満をあらわに。「今のところ、コーナー進入時のエンジンブレーキが安定せず、シフトダウンも頻繁に失敗する。だから、確かに問題が多い」と顔を曇らせた。
新ホンダエンジンは、かつての黄金時代を彷彿させるような急上昇カーブを描くのか、それともこのまま不発に終わるのか…。













