フィギュアスケート女子の島田麻央(17=木下グループ)が、さまざまなテーマについて自身の思いをつづる連載「島田麻央のトリセツ ~Road to 2030~」の第2回は、4回転ジャンプと夏休みの思い出に焦点を当てる。シニア国際大会デビュー戦となる木下グループ杯(9月4日開幕、東京)では、注目の難敵ロシア勢に対してどのような思いで臨むのか。またシニア1季目が本格的に幕を開け、同世代の甲子園スターから刺激も受けている。

【島田麻央のトリセツ ~Road to 2030~(2)】

 ――7~8月は国内大会でシニアデビューを果たし、2連勝を飾った

 島田 2戦いい形で終われてホッとしましたし、シニアになったなという感覚が改めて出てきました。シニアになってショートプログラムからトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳ぶ練習を始めて、トリプルアクセルの調子が上がっています。4回転ジャンプも日によりますが、完璧ではないながらも跳べるようになってきました。

 ――木下グループ杯はいきなりロシア勢との対戦が実現する

 島田 とても憧れていた舞台だし(女子勢の)4回転ジャンプを生で見られるのがとにかく楽しみです。初戦から(ロシア勢と)一緒なのは、ちょっと早すぎてびっくりしていますが、トルソワ選手(アレクサンドラ・イグナトワ)のような4回転ルッツや4回転フリップを跳べる選手は本当に少ないので、跳ぶところを生で見られるのは、自分にとってもプラスだと思います。

 ――ちなみに将来的に4回転ジャンプは何本跳びたいのか

 島田 あともう1本は跳びたいですね。具体的にはまだ考えていないですが、サルコーかルッツのどちらかがいいかなとは思っています。

 ――高校生最後の夏休みは楽しめたか

 島田 夏休み期間から本格的にシーズンが始まったので、あまりどこかに行くということはできなかったですが、初めて甲子園に行くことができました。同世代の選手が出ているので、高校生のうちに行けて良かったです。横浜(神奈川)と日南学園(宮崎)の試合を見ました。

 ――横浜のエース・織田翔希投手(3年)が好救援。156キロをマークし、チームを勝利に導いた

 島田 織田投手が出てきた時に一瞬で雰囲気がガラッと変わって、絶体絶命の中でも0点に抑えてチームに流れを導く姿は、これがエースなのかと感じましたし、私もどんな時でもしっかりやりきる選手になりたいと思いました。負けたら終わりという試合を全力で戦って、みんなで選手たちを応援する姿もすごくいい雰囲気だったし、違う競技ではありますが、同世代の選手たちが頑張っている姿に勇気をもらいました。

☆しまだ・まお 2008年10月30日生まれ。東京都出身。6歳から本格的に競技を始め、20年春から拠点を京都・宇治市の木下アカデミー京都アイスアリーナに変更。23年世界ジュニア選手権を14歳4か月で制し、日本女子最年少記録を更新した。ジュニア4季で無傷の39連勝。ジュニアグランプリ(GP)ファイナルと世界ジュニア選手権で史上初の4連覇を果たした。今季からシニアに参戦。GPファイナル出場を目標に掲げている。