絶大な影響力で〝りくりゅう経済圏〟を形成へ――。フィギュアスケートペアで2026年ミラノ・コルティナ五輪金メダルの〝りくりゅう〟こと三浦璃来(24)、木原龍一(34)組が23日、SNSを通じ婚約を発表した。連名で「お互いにとってかけがえのない、なくてはならない存在となりました」などとつづった。人生の伴侶として歩みを進める道を選んだことで、2人の「活躍の場」がさらに広がる可能性があるという。

 半年前に日本列島を沸かせた最強カップルの慶事は、世界中に拡散された。X(旧ツイッター)では、すぐさま「りくりゅう」や「木原くん」がトレンド入り。日本のファンはもちろん、海外のファンからも祝福のメッセージが相次いだ。

 カップルを結成したのは19年夏。愛知・名古屋の「邦和スポーツランド」(現邦和みなとスポーツ&カルチャー)でのトライアウトで、一緒に滑った際に「雷が落ちた」と木原。あまりの相性の良さに引退を考えていた木原は、すぐさま現役続行を決めた。ひと回り近い年齢差で、当初は「さん付け」で呼び合っていた。

 それでも新型コロナウイルス禍や度重なるケガを乗り越え、競技上のパートナーを超越した関係となった。SNSでは「うれしい時も、つらい時も、たくさんの時間をともに過ごし、支え合いながら歩んできました」と率直な思いを明かした。

 ミラノ・コルティナ五輪後には2人の関係性について「ご想像にお任せします」と語っていたが、多くのフィギュア関係者は交際を確信していた。あるフィギュア関係者は「こんなに驚くのに驚かないニュースってなかなかないよね」と笑った。

 依然として絶大な人気を誇る2人は、今までと異なるフィールドでの活動も期待される。別のフィギュア関係者は「婚約期間だからこそのニーズってあると思う。例えば結婚情報誌のゼクシィとか」と指摘。同誌には結婚式や二次会の会場探しに関する情報、指輪や新生活に関する情報が掲載されており、結婚に向けた準備を進める2人と親和性が高い。実際、出版関係者も「ゼクシィさんは割と旬な女優さんを起用する傾向があるので、人気が健在の〝りくりゅう〟を起用するのでは」と証言する。

 また、三浦のキャリアにも注目が集まっている。17歳でカナダに渡り、木原とともに活動。主要国際大会4冠「ゴールデンスラム」を成し遂げるなど、輝かしい功績を残した。若い年代から世界で活躍する姿は〝バリキャリ〟にもニーズがある。ある編集者は「30~40代の大人向けファッション誌も興味を持つと思う。同年代の一般女性のはるか上をいく経験値があるだろうし、女性の自立が求められる中で、今のキャリアを築く上で『木原さんはどんな存在だったか』などのテーマは刺さるのでは」と分析した。

 最強カップルの可能性はまさに無限大だ。直近では、2人がプロデュースしたアイスショー「THE DESTINY」に3日間4公演で計1万8000人が来場。リンク外ではトップスターの証しでもあるマクドナルドのCM出演など、多忙な日々を過ごしている。

「これからも支え合いながら、変わらず私たちらしく、一歩ずつ歩んでいきたいと思います」と決意した2人は、幅広い活躍を続けながら人生をともにしていく。