フィギュアスケートのチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯初日(4日、東京・田中貴金属アイスアリーナ)、女子ショートプログラム(SP)は、島田麻央(17=木下グループ)が78・84点で2位発進。シニア国際大会デビュー戦で好スタートを切った。

 一番滑走の島田は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷させると、大きなミスなく演じ切った。「楽しんで滑れたので良かった」と笑った一方で、トリプルアクセルが4分の1回転不足と判定された。得意のスピンでもレベルの取りこぼしがあり「まだ100点にいけてない」と反省も忘れなかった。

 今大会は2022年北京五輪銀メダルのアレクサンドラ・イグナトワ(旧姓トルソワ)が個人の中立選手(AIN)として参戦。ロシア勢との対決に注目が集まる中でも「シニア1年目で一番下の立場。まずはシニアの選手に追いついていけるように」と自然体を貫いている。

演技中も笑みをたたえ、優雅さも十二分だった島田麻央
演技中も笑みをたたえ、優雅さも十二分だった島田麻央

 周りの環境に左右されないのは、自身の目標が明確に定まっているからだ。30年フランス・アルプス五輪を見据える上で「4年後に向けた1年目は大事だと思う」と明かすが、焦りは禁物との考え。「先を考えた時にどれくらいのペースで走ったらいいかわからない部分もある。たくさんの経験をすることに重きを置きたい」と4年間を戦い抜く上で、シニアの空気に慣れることを意識しているのだ。

 目指すエース像は五輪2大会連続メダルの坂本花織さん。島田は「まずはSPで80点台を国際大会で出してみたい」。自らのペースで歩みを進め、世界への扉を切り開く。