F1レーシングブルズからイタリア・グランプリ(GP、決勝6日)に2戦連続で緊急出場している角田裕毅(26)が、次戦のスペインGP(決勝13日)でも継続して出場する可能性が高まっていると米メディアが報じた。

 角田はレッドブルのアイザック・ハジャールが手首の負傷で欠場となった影響で、オランダGPに姉妹チームのレーシングブルズから電撃出走し、今季初戦としては大健闘の11位だった。そして迎えた今週末のイタリアGPでは、4日のフリー走行1回目(FP1)で12番手、続く同2回目(FP2)では10番手と上々のスタートを切った。

 移籍市場が大詰めを迎える中で、最後のアピールが続く角田にさらなるチャンスが到来しそうだ。

 米メディア「グランプリドットコム」は「アイザック・ハジャールは、レッドブルのファクトリーでシミュレーター復帰を試みたものの、手首の負傷により来週のスペインGPを欠場する可能性がある」と報じた。

 同メディアはハジャールの最新状況について「ハジャールの手首の負傷は、彼が3戦連続でグランプリを欠場する可能性があり、彼の回復状況から、来週のマドリードでのレース出場も危ぶまれている」と重ねて強調した。

「1週間後にはスペインGPが控えているため、回復のための時間は限られている」と指摘した上で、スペインGPで復帰を焦れば負傷を悪化させる危険があると説明する。「シミュレーターでは、市街地コースでステアリングホイールにかかるあらゆる力を再現することはできない。マドリードはモンツァよりもコーナーが多く、ドライバーが負傷した手を休める機会もほとんどないため、レッドブルはハジャールが短い走行ではなく、週末を通してレースを完走できることを証明する必要がある」と懸念を示した。

 さらに、現在のドライバー状況から、ハジャールが復帰を急ぐ必要は全くないとの背景も強調する。「ローソンのザントフォールトでのパフォーマンスは、トップチームにとって頼りになる選択肢となった。角田もレーシングブルズへの復帰後、順調にチームになじんでおり、ハジャールを急いでマシンに戻すという競技上のプレッシャーを軽減させている」と指摘した。

 F1生き残りへ、角田のチャンスが続くか注目だ。