難しい初陣を勝ち切った。バレーボール男子のアジア選手権初日(4日、福岡・北九州市立総合体育館)、世界ランキング6位の日本は同64位のオマーンに3―1で勝利。ロサンゼルス五輪切符へ、白星スタートを切った。

 今大会は優勝すれば最短で2028年ロサンゼルス五輪代表に決まる一戦。五輪をかけた戦いは独特の雰囲気で、高橋藍(ルブリン)は「他の試合に比べると緊張感はある」と指摘する。この日は第1、2セットを先取。第3セットを落とすまさかの展開となるも、第4セットを25―9で制した。ホームゲームを終えた高橋は「本当にすごい声援をいただいた。ファンのみなさんのおかげで、こういった試合ができている」と感謝を口にした。

 24年パリ五輪は準々決勝でイタリアに敗戦。ロサンゼルス五輪でのリベンジに向けて、厳しい戦いが続くのは想定内だ。高橋は「1セット落としたけど、この予選は勝つことが重要。難しい試合に勝って進化につなげていきたい」ときっぱり。6日のバーレーン戦は「自分たちのバレーボールにフォーカスして必ず勝ちたい」と力を込めた。

 主将の石川祐希(ジラート)は「1セットを落としてしまったが、しっかり勝ったので、次の試合に備えたい。初戦で難しいところはあったけど、まず勝つことだけにフォーカスした」と回想。個人の状態については「スパイクのところでミスがあったが、悪くない。ここから精度を上げていきたい」と一定の手応えを口にした。

 この日は高橋と石川が両チーム最多の19得点をマーク。頼れる柱が攻撃陣をけん引する。