フィギュアスケート女子で2022年北京五輪銀メダルのアレクサンドラ・イグナトワ(旧姓トルソワ)のモチベーションは依然として高いようだ。

 エテリ・トゥトベリーゼコーチのチームで振り付け師として活躍するダニール・グレイケンガウズ氏が、結婚、出産を経て競技に復帰したイグナトワについて言及。ロシア紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」に対し「本当に不思議な感覚。まだ完全に実感できていないかもしれない。現在私たちと一緒にトレーニングをしている。彼女は幼い少女として私たちのところに来たが、今では夫と子供を持つ立派な女性だ。でも、氷の上にいると、まるで昔の雰囲気に浸っているような感覚になる」と神妙に語った。

 イグナトワの身体能力の高さは、間近で接するグレイケンガウズ氏も感じている。「彼女は常に驚異的な能力を持つスーパーヒーロー。彼女は今も変わらずスーパーヒーローだ」と絶賛。現在は以前と比べてトレーニング内容も大きく変わっているが「彼女はアスリートの好例だ。彼女は競技会に出場し、スケートをし、トレーニングをすることだけを望んでいる。それ以外に彼女が望むことは何もない。金銭的な利益を追求することではない。むしろ正反対だ」とストイックな日々を過ごしているという。

 イグナトワはチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯(4~6日、東京・田中貴金属アイスアリーナ)に、個人の中立選手(AIN)として出場する。約4年半ぶりの国際大会でどんな演技を見せるのだろうか。