フィギュアスケートのチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯初日(4日、東京・田中貴金属アイスアリーナ)で、2026年ミラノ・コルティナ五輪男子銅メダルの佐藤駿(エームサービス・明大)は、自身の気持ちと懸命に向き合っている。

 今季はクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の取得を目指したが「その練習がなかなかできなかった。まだちょっと厳しいかなと思った」。ハーネスをつけてのクワッドアクセルは着氷できたというが、ハーネスを外すと怖さが倍増。想像以上の難易度でモチベーションの低下を招いた。

 その中でも全日本選手権(12月、大阪)の優勝に目標を切り替え、懸命に練習を行ってきた。今季初戦となったチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯初日(4日、東京・田中貴金属アイスアリーナ)の男子ショートプログラム(SP)では冒頭の4回転ルッツで転倒するも、4回転―3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷。85・71点で3位発進となり「ルッツは転倒したけど、いいジャンプが跳べた。プログラム全体を見ても、初戦としては動けたかなと思う」と前向きに振り返った。

 翌5日のフリーに向けては「初めて披露するプログラムになるので、いい『ポエタ』を見せられるように頑張りたい。昨季とガラっとイメージが変わった曲となるので、そこの違いとか、そういった部分を見ていただきたい」と力強く決意。実戦を経て「スイッチが入った」とモチベーションは高まっている。