狙い通りの〝サーブ祭り〟だった。バレーボール男子代表はネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第3週大阪大会第4戦(19日、Asueアリーナ大阪)で、アルゼンチンに3―0で完勝し、開幕から無傷の12連勝。史上初めて無敗で決勝ラウンドに進むことが決まった。

 高橋藍(ルブリン)はこの日、4本のサービスエースを含む16得点をマークした。21本のサービスエースは今大会トップの数値。「最後の一戦で(サービスエースの)数字につながってくる。(予選ラウンドの)ランキングも決まっているので、しっかり自分自身のサーブにもう一度フォカースしたい思いもあった。1位を狙える距離であれば1位を狙おうという意識だった」と声を弾ませた。

 この日は第2セットに2連続でサービスエースを沈めた。歴史的快挙に大きく貢献した一方で、当の本人は冷静だ。「全部勝ったことは非常にうれしいけど、これが五輪で勝ったことにはつながらない。自信をつけることは大事だけど、今日の試合でも内容的には詰められた部分もあったと思う。そこを反省して決勝ラウンドにつなげていきたい」と気を引き締めた。

 サッカー北中米W杯は19日(日本時間20日)に決勝を迎える。世界中が盛り上がりを見せる中で「なかなかサッカーの規模に勝てるわけではないけど、もちろんバレーボールはバレーボールの良さがあると思う。サッカーはすごく好きなので、決勝を見ようかなと思っている」と笑顔。その上で「いろいろ刺激をもらっている。バレーも12連勝できているので、もっともっとたくさんの人に見てもらえればうれしい」と呼びかけた。

 中国・寧波で29日から開催される決勝ラウンドは、初戦の準々決勝で開催国・中国と対戦する。「どの試合もやっぱり勝つか負けるかなので、しっかりと勝ちにこだわって戦っていく」。一戦必勝でバレーボールの魅力を発信する。