F1レッドブルから電撃解雇されたクリスチャン・ホーナー氏が、来季キャデラックに移籍する可能性が急浮上してきた。
ホーナー氏はチーム低迷の責任により9日にレッドブルから解雇を通達された。20年にわたって常勝軍団を率いた名物指揮官の更迭でF1界に大激震が走ったが、人気、実力ともに抜群とあって、早くも今後の去就がホットな話題になっている。
すでにフェラーリやアルピーヌからの関心が取りざたされているが、最新動向で仰天プランが明らかになった。英国のモータースポーツ専門メディア「F1オーバーステア」は「ホーナーは現在、フェラーリの議題に上がっていないと報じられており、フェラーリはホーナーと一切接触していないと付け加えている。アルピーヌへの移籍も、ルノー・グループがルカ・デ・メオCEOの後継者を雇用するまでは、あくまで仮説に過ぎない」と前置きした上で、こう伝えた。
「その代わりに、来年ゼネラルモーターズ(GM)ブランドがF1グリッドに加わる前に、キャデラックがホーナーを雇うという動きは〝非現実的〟に思えたが、レッドブルがホーナーを解雇した後、彼がパドックに到着したアメリカ人クルーを率いることは今ではそれほど不可能ではない」と来季からF1に参入するキャデラックの指揮官候補に急浮上したと指摘する。
ホーナー氏にとってもキャデラック入りに支障はない。「キャデラックへの移籍がホーナーにとって魅力的な理由は数多くある。GMはすでにノースカロライナ州シャーロットにF1エンジン工場を設立して、2029年までにワークスパワーユニットを納入する予定だ。ただホーナー氏もまだ引っ越しする必要はないだろう。キャデラックF1の主要工場はシルバーストンにあり、チーム代表のグレアム・ロードン氏とエンジニアリング・コンサルタントのパット・シモンズ氏が、パワーユニットを搭載するチーム初のF1マシンの準備に全力で取り組んでいる」と自宅から至近距離にファクトリーがあることは追い風になりそうだ。
そしてすでにキャデラック側は、ホーナー氏の招へいへ動いている。「キャデラックは先週、シルバーストンでホーナー氏の起用について非公開協議を行った。英国GPの2日後にレッドブルがホーナー氏を解任したことで、キャデラックに加わることが可能になった。キャデラックはホーナー氏をチーム幹部にふさわしい人物と見ており、彼の名前も議題に上がった」と首脳陣の間でホーナー氏の〝獲得〟が共有されたという。
キャデラックと言えば、レッドブルを今季限りで退団することが濃厚な角田裕毅の新天地候補に挙がっている。ホーナー氏と角田がともに移籍するウルトラCが実現すれば、再共闘もありえる。2人の動向から目が離せなくなってきた。












