F1レッドブルが、9日に電撃解雇したクリスチャン・ホーナー前代表に対して〝和解金〟として5000万ポンド(約99億5000万円)を支払う可能性が出てきた。
強豪レッドブルは今季、マシンの戦闘力が落ちて大苦戦。開幕からわずか2戦でリアム・ローソンをレーシングブルズへ降格させ、角田裕毅を緊急昇格させるも、その角田が極度の不振にあえぐなどチームは窮地に陥っている。
そうした苦境を打破するため、レッドブルは20年にわたって長期政権を築いてきた名将のクビ切りを断行。「レッドブルは2025年7月9日水曜日をもって、クリスチャン・ホーナーを業務執行の職務から解任し、ローラン・メキースをレッドブル・レーシングのCEOに任命した」と緊急声明を発表し、姉妹チーム・レーシングブルズのローラン・メキース代表を昇格させた。
ネットフリックスなどでF1界屈指の人気を誇るホーナー氏の解雇が波紋を広げる中、名物指揮官はタダでチームを去るつもりはなさそうだ。
英紙「インデペンデント」は、「テレグラフ」の報道を引用しながら衝撃的な交渉が進んでいることを伝えた。「ホーナーは5000万ポンドの支払いを受ける可能性がある」と指摘。「水曜日にF1のCEO職を解かれた51歳のホーナーは、2030年までの契約を結んでいた。弁護士が報酬条件について交渉している間、形式的にはホーナーは従業員のままとなっている」と説明する。
そして「レッドブルの最新決算書によると、ホーナーは23年に892万ポンド(約17億8000万円)の報酬を受け取った。それ以降、給与は1000万ポンド(約19億9000万円)近くまで上がっていることはほぼ確実だ。テレグラフ紙によると、ホーナーは約5000万ポンドの和解金を受け取る可能性があるという」とホーナー氏は契約の残り期間の報酬を受け取る形になりそうだ。
レッドブルにとっては巨額損失となるが、そうまでしてもホーナー氏を更迭しなければチームは生まれ変わらないとの強い決意が見え隠れしている。












