ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、本拠地ロサンゼルスでのパドレス戦で2シーズンぶりに投手復帰。野球界の常識を覆す投打二刀流で大暴れした。

 初回は投手として1イニングを2安打1失点。663日ぶりの登板を上々の内容で終えると、直後の攻撃では自軍のダッグアウトに入ることなく打席に向かった。点を取られてもバットで取り返せるのが大谷だ。3回の第2打席に適時二塁打を放って同点に追いつくと、2点を勝ち越した5回二死一、二塁の場面ではリードを広げる右前適時打。さらに続くベッツのタイムリーで三塁まで進むと、相手三塁手のマニー・マチャド内野手(32)とお互いにニコニコしながら言葉を交わす場面があった。

 マチャドとは初回に投手として対戦した際、最終的に先制の犠飛を許したが、4球目に投じたスライダーで微妙な判定が下されていた。マチャドは鋭く変化した球に反応してバットを振りかけたが、一塁塁審のジャッジはノースイング。ボールとなったことで、米ファンは「どこを見ているんだ」などと怒りの声を上げていた。

 そんな経緯もあっただけに、SNSでは「仲良さげ」「何話してたんだろ」「ハーフスイングの話?」と気になったようで「大谷『さっき振ってたでしょ?笑』 マチャド『振ってたよ笑』 こんな感じでしょ」と会話の内容を想像するファンもいた。

 ほほえましいワンシーンとなったが、両チームはナ・リーグ西地区で長年のライバル。昨年のポストシーズンではマチャドがドジャースベンチに球を投げたり、罵声を浴びせたりと因縁が深まったこともあった。それも闘志の表れで、マチャドは4点ビハインドの6回に反撃の11号ソロを叩き込んだ。ドジャー・スタジアムの大観衆から浴びせられた大ブーイングにも涼しい表情でダイヤモンドを一周し、さすがの強心臓ぶりを見せつけていた。