女子プロレス「スターダム」のワンダー王座を保持する〝欲深き白虎〟ことスターライト・キッドが、ワールド王者・上谷沙弥(28)の〝首〟を狙っている。21日の後楽園大会で身長181センチのHANAKO(24)を下しV4を達成。難敵を倒し自信をつけたキッドは、シングルの祭典で初勲章を見据えつつ、憎きライバルの上谷との赤白2冠戦も視野に入れていることを示唆した。

 序盤で150センチの王者は身長差が31センチもあるHANAKOのパワーファイトに苦戦を強いられた。だが、持ち前の武器である脚攻めを炸裂させて何とかこらえ、ラストライドを狙われたところをモモ☆ラッチでクルリ。最後は黒虎脚殺(変型ストレッチマフラーホールド)で絞り上げギブアップ勝ちを奪った。大会後取材に応じたキッドは「肩をケガしてから、AZMちゃんとの試合も自分の中でもっとやれたなっていうのがあって挽回したかった。今日は自分の中で満足のいく試合ができたし、小さいヤツがデカいヤツには勝てないっていう固定観念をぶっ壊せた。今日の勝ちはとても大きい」と満足げに語った。

HANAKO(右)とにらみ合うスターライト・キッド
HANAKO(右)とにらみ合うスターライト・キッド

 今年11月にデビュー10周年を迎えるキッドは強欲を発揮すると宣言。この日の勝利で自信をつけたキッドは早速憎きライバルで極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」に属する上谷に目を向ける。これまでも意識してきた上谷が最近特に目障りだと明かし「メディアに出まくってるのが気に食わない。てかさ私が抜けてヘイトになってから極悪さが増したように思えたけど、上谷が結局私が大江戸隊にいた時のポジションでいい子ちゃんやってるからヘイトが狂ってきてる。正直ヒールなのか何なのかわからない」とバッサリ。

 上谷の首を狙うということは必然的にワールド王座も視界に入る。だが、順序は守りたいというキッドは、毎年恒例の真夏の祭典「5★STAR GP」(7月27日、大田区大会で開幕)の制覇後の誰もが納得した状態で赤白2冠戦も考えていると示唆。「シングルの祭典での勲章が一つもないから、今年は必ず取りたいんですよ。ワンダー王者として5★STARを優勝して、上谷とまたちゃんと向き合う機会はつくりたい。安易に(2冠戦は)やりたくないけど、私は上谷が憎いからね」

 その前にやるべきこともある。24日のエディオンアリーナ大阪第二競技場大会ではAZM&天咲光由とともに保持するアーティスト王座のV2戦が決定。極悪軍団ヘイトの小波&吏南&琉悪夏と新ユニット「Mi Vida Loca」の鈴季すず&山下りな&青木いつ希を3WAYで迎え撃つ。「2組まとめてぶっ飛ばしてやりますよ。アーティストのベルトにヘイトは触れさせないようにする」と意気込んだ。白虎の勢いが止まらない。