ソフトバンクは18日の楽天戦(みずほペイペイ)に2―1でサヨナラ勝ちを収めた。9回に同点に追いつかれたものの、延長12回に一死満塁から牧原大成内野手(32)がサヨナラ打を放ち、4時間の激闘に決着をつけた。

 思いがあふれた。直近4試合は安打なし。いい当たりが出ても正面を突くなど、もどかしい打席が続き「悔しさしかなかった」と心境を口にした。それでも〝超〟がつくほどの積極性が持ち味の背番号8。サヨナラの絶好機では「打ててない時だからこそ、本当に思いきっていこう」と、初球の甘く入った変化球に対して鋭く振りぬいた。打球は二塁手の頭上を越えるサヨナラ打に。チームメイトから祝福を受けると、両手でガッツポーズをして喜びを爆発させ、ベンチでは目頭を熱くした。

 小久保監督は「間違いなく初球から振りにいく打者なので。(相手が)フォークピッチャーなので(球が)高めに抜けろと思っていた。ナイスバッティングでした」とプロ15年目のベテランを評した。

 守備でもチームを救った。3回二死一、二塁の場面で、辰己が一、二塁間に放った鋭い打球を横っ飛びで捕球。深い位置から見事アウトを奪い、先制点を与えなかった。牧原大はアウトを確認した際にも地面を叩いて気迫を見せ「ピンチの時だからこそ投手を救ってやりたいと常に思っている。それがうまくいってよかった」と振り返った。今季は故障者が続出したことで中堅を守る機会もあるが二塁守備はチーム随一。「守備がなくなったらチームにも入れない」とこだわりは強い。

 チームは5カード連続の勝ち越しで、4月14日以来となる勝率5割に復帰。最大「7」あった借金を完済した。サヨナラ勝利の勢いままに上位進出へ。今後へ弾みがつく勝利となった。