阪神は首位攻防戦初戦となった16日の広島戦(甲子園)に2―4で敗戦。2連敗で首位陥落となり、虎ナインらは言葉少なに球場を引き上げた。

 同点で迎えた9回だった。守護神・岩崎優投手(33)が、3番手でマウンドへ。四球から二死二塁のピンチを背負うと、モンテロの打球が前進守備を敷いていた中堅・近本の前でワンバウンド。二走・大盛が一気に本塁へ生還し、勝ち越しを許した。

 さらには二死二塁から矢野の飛球は左中間へ。近本はダイビングキャッチを試みたが、惜しくも捕球できず適時二塁打となった。痛恨の連続適時打を浴びた守護神左腕は「戦う姿勢を崩さずにやっていきます」と言葉を振り絞った。
 
 この日は鯉先発・森下を中盤まで捉えることができなかった。4回には3試合連続無安打だった森下翔太外野手(24)が、三塁線への内野安打で出塁するも続けず。森下は「また明日、頑張ります」と悔しさをにじませながら話した。

 また、2点ビハインドの7回には佐藤輝、大山の連打から好機を演出。前川、木浪の適時打で試合を振り出しに戻したが、代打・楠本が一併殺に倒れて逆転することはできなかった。藤川球児監督(44)は「ベース際の、この前から多いですけどね」とし、「誰かが突き破らないとというところ。各自がわかっていると思いますから、また明日ですね」と淡々と振り返っていた。