中日戦のテレビ視聴率が絶好調だ。2―0で勝利を収めた14日のヤクルト戦(バンテリン)は平均世帯視聴率が10・0%(平均個人視聴率は5・5%、以下カッコ内は平均個人視聴率)を記録した。
5月に名古屋地区で放送された中日戦ナイター4試合のうち2試合で平均世帯視聴率が2桁をマーク。残り2試合も9・9%、9・2%と2桁に迫る数字を叩き出している。
借金2の5位に低迷しながらこの人気ぶり。在名テレビ局関係者によると「野球中継といえば以前はお年寄りが見るものという印象がありましたが、2年前、WBCで大谷選手が活躍して以来、若い世代の視聴者が増えているんです。スポンサーは若い世代が視聴する番組を求めていますから、ドラゴンズ戦のコンテンツとしての魅力がさらに高まっています」といい、テレビ局にとってドル箱のコンテンツとなっている。
4月30日にもドラゴンズ戦中継のパワーを見せつけた出来事があった。CBCは午後9時から「目的地不明!? 見取り図の長崎ミステリーツアー」という番組を放送。お笑いコンビ「見取り図」の2人が長崎の穴場スポットを旅するという内容だったのだが、何とこの番組は平均世帯視聴率10・3%(5・8%)を記録したのだ。
なぜ長崎の特集番組が名古屋でこれほど高い視聴率を記録したのか。「同じ時間にCBCがサブチャンネルで中日―阪神戦を中継していたからですよ」と地元放送関係者がタネ明かしをする。CBCは午後7時から午後9時まで中日―阪神戦を中継していたが、この試合は4時間20分の激闘となったため放送時間終了後はサブチャンネルでの中継となった。「見取り図の長崎ミステリーツアー」の視聴率はサブチャンネルの数字も合算されているとみられるため、2桁の高視聴率となったわけだ。
「中日主催ゲームの放映権を持っているCBCと東海テレビは、中継開始前の午後6時台にもサブチャンネルで中日戦を放送しているのですが、その時はCBCと東海テレビの情報番組にごっそりと(視聴率を)持っていかれるケースが多いんです」(前出の地元放送関係者)。とはいえここ数年、ドラゴンズが失速すると中日戦視聴率も低下していくパターンが続いている。今季こそ秋まで優勝争い…いや、Aクラス争いに残ることはできるか――。
(数字は名古屋地区、ビデオリサーチ調べ)












