中日は27日のヤクルト戦(バンテリン)に2―6で敗れ、今カードの負け越しが決定。借金は今季最多タイの「3」となり、なかなか浮上のきっかけをつかめずにいる。

 得点力不足に悩むチームの中でも特に深刻なのが、4番打者の不振が続いていることだ。開幕から13試合は石川昂弥内野手(23)が4番に座っていたものの打率1割6分、0本塁打、3打点で二軍落ち。代わって12日の阪神戦(甲子園)から4番に入った細川成也外野手(26)も10試合で打率1割8分2厘、0本塁打、2打点とサッパリだ。開幕から23試合が経過したというのに中日の4番打者が放った本塁打はいまだゼロ。打点もわずか5という惨状で、球団内からは「細川は大丈夫かな。(打席で)迷いがある」と心配する声が上がっている。

 井上監督は「(細川の状態は)決していいとは思わない。ただ今年はじめましてというルーキーじゃない。去年、一昨年のキャリアを考えた時には大事な3年目ということはたぶん本人も自覚している。責任感を持ってやってはいるんだろうけども、その歯車がうまいことかみ合っていない。悪いなりにもいつか何かのきっかけで良くなってくれ、というような形で待つしかないという状況かな」と2年連続20本塁打以上を記録した大砲の復活を期待している。

 とはいえ、このまま不振が長引けばチームの借金はさらに増えていくことにもなりかねない。細川がこの日の第4打席で右前へ放ったポテンヒットは実に19打席ぶりの安打だった。

 井上監督も「あのヒットは評価する対象なのか。それともポテンの『H(ランプ)』が彼にとって薬になるのか。どういった形で来週のカードを迎えるか、どういった布陣がいいのか、ミーティングしたいと思います」とオーダー変更に含みを持たせたが…。打線の核となる4番が打たなければ貧打解消は夢のまた夢となりそうだ。