阿部巨人が「伝統の一戦」で泥沼の開幕5連敗となった。巨人は26日の阪神戦(甲子園)に2―6と逆転負けで2連敗。これで開幕から阪神には5戦5敗となり、1リーグ制時代の1948年以来、実に77年ぶりとなる屈辱となった。

 初回は先頭の泉口、若林の連打などで好機をつくると、岡本の中犠飛で1点を先制。ところが先発の石川がピリッとせず、その裏に佐藤輝に適時二塁打を浴びて同点に追いつかれた。4回には先頭の吉川が左中間を破る三塁打で出塁し、岡本の二ゴロで勝ち越しに成功。しかし、5回から2番手で今季初登板したグリフィンが本調子になく、一死から坂本に四球を与え、その後、送りバントで二死二塁のピンチを招くと、代打・渡辺に同点適時打を許した。

 打線は2―2の8回に一死満塁の絶好機をつくりながらキャベッジが遊直、代打・大城卓は遊ゴロに倒れて1点も挙げられなかった。すると、その裏に4番手で登板した田中瑛が虎打線に2敬遠や3安打を集中されるなど大乱調で一挙4点を勝ち越され、試合が決まった。

 8回に無得点に終わった攻撃について阿部慎之助監督(46)は「もうあそこがすべてだったし、あそこで点が取れなかったら、ほぼイコール負けみたいな流れになっちゃった」と肩を落とした。

 初回に先制点を奪った直後に同点に追いつかれたことが痛かったかを問われると、指揮官は「痛くないでしょ。同点だし、(4回に一時)逆転もしたしね。いい形をつくったんで、野球って怖いなって思うね」と悔しさをにじませた。

 ただ、この日は5番以降が無安打に終わり、「みんな必死でやっているんだけどね。技術がないってことじゃないですか」と不甲斐ない打線をバッサリ。その上で27日の3戦目での連敗ストップへ向け、「明日もね、総力戦で必ず勝って帰りたい」と必死で前を見据えた。