世界最大プロレス団体のWWE(米国)は19日、メキシコのルチャリブレ団体AAAを買収したと電撃発表した。
プロレスの祭典「レッスルマニア41」(米ネバダ州ラスベガス・アレジアントスタジアム)の事前番組で明らかになったもので、6月7日にはカリフォルニア州ロサンゼルスでWWEとAAAの合同イベント「ワールズ・コライド」の開催も決定した。
AAAは1992年に故アントニオ・ペーニャ氏によって創設され、メキシコシティーを本拠に活動するルチャの大手プロモーション。WWE所属のレイ・ミステリオ、ペンタ&レイ・フェニックス兄弟、ドラゴン・リー、アンドラデらもAAAで活躍したことがある。
なぜ今、ルチャなのか。WWEでCCO(最高コンテンツ責任者)を務めるトリプルHは、自身の「X」で「スポーツエンターテインメント界全体に利益をもたらすパートナーシップだ。ルチャ・リブレはメキシコの文化の中心であり、多くのWWEスーパースターを輩出してきた。この協力関係によりAAAはメキシコのレスリングの拠点であり続ける」と説明した。
祭典初日後の会見でも「ルチャリブレを今後も発展させていくためのもの。繁栄し続け、成長し続ける」と買収の意図を明かした。トリプルH自身が「ルチャというスタイルの大ファン」といい、「われわれはあらゆるものを刷新しようとしているが、私は伝統的なルチャリブレを維持したいと考えている」ときっぱり。その上で、WWEの選手発掘システムなどもルチャに導入したいという。
WWEの親会社TKOは、総合格闘技の最高峰「UFC」も傘下に収める。WWEとUFCの間ではこれまでさまざまな〝クロスオーバー〟が実現したが、WWEによるルチャ大手団体の買収では、どんな「成長」が生まれるのか。WWEの快進撃を支えるトリプルHの手腕に、再び注目が集まる。
この日の「レッスルマニア41」は「ABEMAプレミアム」で生中継された。













