WWEプロレスの祭典「レッスルマニア41」初日(19日=日本時間20日、ネバダ州ラスベガス)のメイン戦、ローマン・レインズ(39)vsセス・ロリンズ(38)vsCMパンク(46)の豪華トリプルスレットマッチは、衝撃の結末となった。
ラスベガスのアレジアントスタジアムに6万1467人の大観衆を集めた、祭典初日のメインイベント。カリスマ3人による3WAY戦では、パンクの入場曲「カルト・オブ・パーソナリティー」を米ロックバンド「リビング・カラー」が生演奏して、ゴング前から異様な盛り上がりだ。
決戦を前に、WWE殿堂者で〝ワイズマン(賢者)〟としてレインズを支えてきた代理人ポール・ヘイマンは、昨年の「ウォーゲームス」でレインズと共闘したCMパンクへの〝借り〟を返すため、〝OTC〟から離れパンクのセコンドに就いた。
戦前の期待通り、序盤から3人が入り乱れた壮絶な死闘を展開。場外でパンクとロリンズがトラッシュ缶で殴り合えば、ロリンズが肩車の体勢で持ち上げたコーナー上段からパンクがフライングラリアートをぶち込む。ロリンズはレインズのスピアーをカウンターのペディグリーで切り返す離れ業を披露。パンクがGTSを連打すると、レインズもスピアーを連発し、ロリンズのストンプもキレまくった。
攻守がめまぐるしく入れ替わる上に、それぞれの意地で3カウントを許さず、大観衆から「これぞ名勝負!」チャントが何度も起きた。祭典史上に残る名勝負となったが、決着のカギを握ったのがまさかのワイズマンだった。必殺技の打ち合いで3人がダウンしたところで、ヘイマンがリングサイドにあったパイプイスを手にリングに上がった。困惑するレインズを尻目に、パンクにイスを手渡しOTCを殴るように指示したが…何とパンクに背後から急所打ちだ。
殿堂者にあるまじき卑劣な行為。長年の盟友だったパンクを裏切ると、今度はレインズにイスを渡した。レインズがパンクをぶっ叩いた後、ワイズマンはロリンズにもイス攻撃をお見舞いするように言った。レインズがイスを構え、ロリンズの前に立ったときだ。ヘイマンがレインズにもローブロー…。極悪ユニット「ザ・ブラッドライン」をつくり上げた2人が、プロレス最高の大舞台で決裂した。
続けてロリンズにイスを手渡すと、ロリンズはレインズの背中に一撃。最後はストンプでOTCの後頭部を踏みつけ、3カウントを奪った。殿堂者が驚きの寝返りで、ロリンズが「ザ・シールド」時代から因縁のあるレインズと、一昨年のWWE復帰時から抗争してきたパンクを仕留めてみせた。
長年のパートナーだった代理人に裏切られたレインズと、自身初の祭典メイン戦を無残な形で終えたパンクは一体、どうなるのか?
この日の「レッスルマニア41」は「ABEMAプレミアム」にて生中継された。













