WWEプロレスの祭典「レッスルマニア41」(ネバダ州ラスベガス・アレジアントスタジアム)が開幕。初日(19日=日本時間20日)のオープニングマッチでは、〝メインイベント〟ジェイ・ウーソ(39)が、世界ヘビー級王者の〝皇帝〟グンター(37)を撃破し、最高峰王座を初戴冠した。

 オープニングには団体CCО(最高コンテンツ責任者)のトリプルHがリングに上がり「レッスルマニアにようこそ!」と開幕を宣言。2月のロイヤルランブル戦を制して祭典での最高王座戦に駒を進めたジェイは、異様な盛り上がりの中でWWEユニバース(ファン)の「Yeet!(ヨロ!)」のチャントを背に突進するが、グンターは序盤から得意の逆水平チョップを連打する。

「レッスルマニア41」開幕のあいさつを行ったトリプルH ©WWE
「レッスルマニア41」開幕のあいさつを行ったトリプルH ©WWE

 ジェイが巻き返してくると、したたかな皇帝はレフェリーの死角を突いてベルトで一撃。コーナー上段からの豪快なスプラッシュから、必殺の胴締めスリーパーで仕留めにかかった。それでもジェイはタップしない。必死の表情でロープに逃れた。再びチョップの連打を浴びても、引き下がらずカウンターのラリアートから珍しいジャーマンスープレックスで投げてみせた。

 祭典のオープニング戦にふさわしい熱闘は、グンターがドロップキップからパワーボムで勝負に出た。ジェイはこれをかわしておきて破りのパワーボム。さらにスーパーキック2連発、スピアーの猛ラッシュを見せる。

 続けてウーソスプラッシュ2連発から、王者の背中めがけて3発目を叩き込んだ。怒とうの大技連発の最後は、グンターの背後にまわってスリーパーホールド。自身が何度もくらってきた王者の必殺技で捕獲すると、こん身の力で絞め上げ、難攻不落の皇帝をタップさせた。

 プロレス最高の大舞台で、悲願の最高峰王座を初めて奪取。これまでシングル3連敗を喫していたグンターから初勝利を挙げ、皇帝の長期政権も259日で終了させた。

 試合後はリングに現れた双子の兄ジミー・ウーソから祝福された。WWE殿堂者リキシの息子は、ジミーとの兄弟タッグ「ウーソズ」で活躍した後、極悪ユニット「ザ・ブラッドライン」の一員に。一昨年にブラッドラインを離脱すると、シングルプレーヤーとして急成長を遂げ、大舞台で見事に花を開かせた。
 
 この日の「レッスルマニア41」は「ABEMAPプレミアム」にて生中継された。